2013.03.19
カテゴリ:放射線
スピンサリスコープ(2)
以前のブログでスピンサリスコープを紹介しました。詳しくはそのときの日記を見ていただくとして,今回は撮影方法を改良して,α線の光を一つ一つとらえることができました。
実際はこのような光が点滅しているのが見えます。動画はさすがにまだ技術的に難しいので,今回も写真で想像してもらいましょう。
PENTAX K5IIs,TAMRON MACRO 90mm F2.8
ISO51200,5秒露光×1
1コマ5秒間で見えたα線です。はぱらぱらとα線の光が見えます。
今度は数百枚合成してα線がどれぐらい出ているかをお見せしましょう。
100コマ合成(5秒×100=500秒)
100年前のラザフォード達は暗室でこのような光を数えて,α線の観測をしたのです。
実験材料の入手方法はスピンサリスコープ(5)に書いてありますので,そちらのページを参照してください。