K5のハイライト補正とシャドー補正~日食・金星編
先日の金環日食と金星の太陽面通過では,K5のハイライト補正とシャドー補正を使っている。その効果は,一度限りの現象であるため,対照実験はできなかったが,目的は達成できた。
その事例を紹介する。
これは金環日食で露光オーバーにしてプロミネンスや彩層を撮影したものである。強烈な太陽の光で,当然激しいフレアーや白飛びに埋もれることが予想できる。
しかし,結果を見ると,彩層やプロミネンスの撮影に成功した。
次の写真も露光オーバーで意図的に「金星の大気」を撮影したもの。厳しい条件の中,金星の大気が太陽光に埋もれずに写った。
これもK5の性能のおかげかもしれない。