2010.11.25
カテゴリ:星空
百武彗星の思い出
この写真は長野県白馬村の五竜スキー場駐車場で撮りました。
スキーに行って、朝を待つ間の撮影。
とにかく「長い」という印象でした。天を横断する長い尾が見事な彗星でした。
このときは北極星の近くにあって、一晩中見えました。
1996.3.28 4h17m
固定撮影40s
PENTAX LX
SMC PENTAX M35mmF2.0(F3.8)
フジカラーG800
1996年1月30日に発見され、記号はC/1996 B2です。
地球に大接近したため、1996年3月には明るさが0等級、尾の長さが60度以上という大彗星になりました。しかし、明るかったのは短期間でした。大化けの一例です。
北斗七星と比べてもその大きさが分かります。
4月になると太陽に近く、夕方見えるようになりました。スバルの横を移動中の百武彗星です。
発見者の百武裕司さんは2002年4月10日に大動脈瘤破裂のため51歳の若さで急死しました。
百武さんが若くして亡くなったのが惜しまれます。