獅子の大鎌と水星
Tag: K5 惑星 アストロトレーサー 星景 浜名湖 水星
2011年7月10日、20:06:44
PENTAX K5,ISO200,25s
SMC PENTAX A24mmF2.8(F5.0)
O-GPS1で自動追尾
ようやく梅雨も明け,夏空です。夕方に水星を撮影に,浜名湖畔へ行きました。
今日の水星は蟹座にいます。そして水星を追うように沈んでいくのが獅子座です。
PENTAXのGPSユニットによる、初めての自動追尾テストです。
星座の線を入れるとこんな感じです。「獅子の大鎌」とよばれる?を逆さにしたような星の並びが,獅子座の頭になります。
黄道12星座(星占いの星座)では,水星のあるところが蟹座になります。そして,夕日の太陽があるところは双子座。
来月には,太陽は蟹座に移り,そして獅子座へ。黄道に沿って太陽は移動していきます。
太陽の位置からは双子座,8月は蟹座,9月は獅子座になります。星占いとはちょうど星座が一つずれています。
それは星占いが作られた2000年前にはちゃんと合っていたのです。地球の運動の変化で,今では星座一つ分ずれていますが,星占いのほうは,昔のままでやっているのです。
赤道儀なしで追尾できるという,アストロトレーサーですが,トリミングして拡大してみると,地面の景色は動いて,星は止まってるので,問題なく自動追尾できてますね。
今夜は月が明るくて,長時間露光のテストはできませんでした。いずれまた,チャンスを作ってテストしてみます。
でも,今日の撮影では十分な追尾結果でした。便利になったものです。
コメント
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おお、ちゃんと追尾してますね。こりゃ面白い。
7~8等台の彗星ならば、ISO1600くらいにすればとりあえず写せますね。
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赤道儀が不要なだけでなく、「星が見えなくてもセッティングできる」というのも画期的です。昼間の現象にも追尾撮影が使えますよ。日食のコロナ撮影にも有利でしょう。
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南半球でも使えるのでしょうか?
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もちろん、どこでも使えます。GPSで位置が確定できて、磁気センサーでキャリブレーションできればどこでもです。
地磁気が乱れているところではどうなのかはわかりませんが。