冬の散光星雲たち
昨日の14日はオーストラリアで皆既日食がありました。残念ながら行けなかった代わりに、新月の夜を生かして星雲の撮影に出かけました。場所はいつもの浜松市天竜区春野町の山の上。
今回の目的はオリオン座の中心部です。M42大星雲が有名ですが、三つ星のそばに馬頭星雲やほかの星雲もあります。このあたりはガス星雲が多い場所なのです。
2012/11/14 23:34:35
PENTAX K5IIs,ISO3200,190秒露光×3枚加算平均。
DA☆200mm(F2.8→F3.2),TOAST Proで自動追尾。
もう、K5IIsで赤い散光星雲が写ることは当たり前になったので、あとは何をどう撮るかです。狙い通りに星雲が写ってくれました。
2012/11/14 22:10:38
190秒露光×1枚(以下同じ)
先日のカリフォルニア星雲も撮り直し。真上なのでカメラに導入するのに一苦労。首が痛い。でも前回よりは写りました。
2012/11/14 23:03:10
3枚合成(以下同じ)
プレアデス星団も周辺の青いガスがよく写ってくれました。
2012/11/15 00:06:14
190秒×3枚合成(以下同じ)
オリオンに続いて昇ってくるバラ星雲も撮ってみました。ちょっと高度が低かったのですが、それなりに。
K5IIsは今までよりもいろんな星雲がとれそうで楽しみです。
2012/11/15 01:04:31
FA31mmLimited(F1.8→F2.8)
ISO1600,86秒露光。
反面欠点というか仕方の無い点もありました。これは双子座からバラ星雲あたりの天の川を、ぼかしフィルター無しで広角でそのまま撮ってみましたが、星が細かすぎて星座がよくわかりません。ピクセル等倍にするとたくさん星が写っていますが、縮小するとイマイチの印象の写真に。
星景写真にはぼかし系フィルターを使った方がいいかもと思いました。
2012/11/15 00:45:22
31mm(F2.2),ISO1600,190秒露光。
こちらのオリオン座もレンズのみ。こちらは1等星がが明るいのでまあまあでしょうか。
輝星のまわりの青い縁取りもレベル補正で目立たなくなりました。双子座との違いは「ピントの追い込み」です。オリオンの方がちょっと甘かったです。むしろその方がいいのかも?結果で判断するしかないでしょう。好みもあり難しいですね。