アンツィオ高校 M41セモベンテ
Tag: 模型 ガールズ&パンツァー K3
戦車模型第二弾はガールズ&パンツァーのアンツィオ高校の戦車セモベンテです。イタリア戦車を作ったのは初めてです。
この戦車を知ったきっかけは、去年(2014年)の7月に公開された映画「これが本当のアンツィオ戦です!」を見たからです。この映画の公開館は少なくて全国14館。都会中心の上映館の中で、たまたま私の住む地方都市が入っていたのでした。当時は全く知りませんでしたが、これはかなりラッキーなことでしたね。
2016/01/05
PENTAX K3,DA Macro Limited 35mm
この戦車を保有するアンツィオ高校は栃木県のイタリア風の学校で、学園艦にはコロッセオやスペイン階段などもあり(どれだけ巨大な船なんでしょう!)、ローマ風の建物が並びます。ちなみに栃木県は海がないので、学園艦の寄港地は静岡県の清水港。
セモベンテというのはイタリア語で自走砲の意味です。自走砲というのは回転砲塔が無くて、大砲が固定されているタイプの戦車です。回転砲塔のある戦車よりも大きな砲が積めて、製造コストも安いことから第二次世界大戦では各国が製造しています。有名なところではドイツの三号突撃砲やヤークトパンターなどがあります。砲身を動かせる範囲が狭いのが欠点ですが、低い車体を生かした待ち伏せ攻撃や、歩兵と共に突撃するときなどに使われていました。
イタリアでは第二次世界大戦の自走砲M40シリーズの愛称として、セモベンテといえばこの戦車をさすことが多いようです。
劇中では戦車道全国大会第2回戦で大洗女子学園との対戦となりました。セモベンテはカルパッチョが乗って大洗女子学園の三号突撃砲(カバさんチーム)と迫力ある一騎打ちを繰り広げました。
戦車に腰掛けているのが隊長のアンチョビで、右ににこやかに立っているのが副隊長のカルパッチョ,左が後輩の副隊長ペパロニです。イタリア風(食べ物?)のニックネームで呼び合ってますが、アンツィオ高校は他の学園艦と同様、日本の高校で生徒も日本人。そういう世界なのです。
このフィギアはモデルカステンの限定商品です。届いたのを見て瞳デカールが無くて、ひえ~顔を描かなきゃいけないのかと一瞬頭が真っ白になりました。いろいろ考えて、プラウダ高校で余った瞳デカールで代用。なんとか見られる顔になったかな?やはりパンツァーよりもガールズの方が難しいですねえ
放課後の楽しいひととき。
アンツィオ高校の校章はピザをモチーフにしています。
こちらは試合用の制服を着たアンチョビ総帥です。試合となると隊長として厳しい顔になりますね。アンツィオ高校は貧乏だそうで、戦車をそろえるのに苦心している様子でした。アンチョビさんの苦労が忍ばれます。
第二次世界大戦のイタリア軍は三国同盟の中ではとかく影が薄いですが、この戦車はけっこう活躍したようです。
さて,試合が終わって幼なじみのカエサルと楽しいひとときです。試合では一騎打ちでしたが,友情は変わらないようです。
参考文献
「月刊モデルグラフィックス 2014年8月号」大日本絵画
「x15*l*99のブログ」のセモベンテ製作記事
「アンツィオ高校」,ピクシブ百科事典
使用キット
タミヤ:1/35 M40セモベンテ
モデルカステン:1/35 アンチョビ・ペパロニ
:1/35 カエサル・カルパッチョ
:ガールズ&パンツァー デカール
:SK-43 1/35 M13/40(伊)戦車用可動履帯
プラッツ:1/35 隊長フィギュアセット
RB Model:伊 75mm L/18 セモベンテ M40用金属砲身セット