関ヶ原ウォーランドと石田三成陣地跡
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養老天命反転地から少し離れたところは関ヶ原古戦場です。その近くにある関ヶ原ウォーランドにやってきました。
カバも出陣です。
中はまさしく合戦状態です。1600年当時の甲冑や旗差しもの,各武将の配置などが忠実に再現されているということです。
カバは武器も持たずに参戦!
全部コンクリートなのですが,本当に生き生きしたすばらしい人形です。これらは愛知県名古屋市のコンクリート像作家(造形家)
武田信玄の亡霊が「ノーモア関ヶ原」を叫んでいました。
今年の大河ドラマでクローズアップされた井伊直政もいました。
石田三成の陣地も訪問。
徳川家康の陣地も表敬訪問。
ここにも井伊直政。
このほか展示館では合戦の模様が時系列で解説されていて,そのときの様子がよく分かりました。
それにしても浅野祥雲のパワーには驚かされます。ここの人形は200体以上。祥雲が70~80代だった晩年の作品です。これを一人で作り上げたのですから,すさまじいエネルギーです。
さて,ウォーランドで遊んだ後は,本物の関ヶ原古戦場へ行きました。
ここには笹尾山の石田三成陣地が整備されていました。
笹尾山からは戦場全体が見渡せ,三成がとても有利な場所を選んでいたことが分かります。赤い傘の足軽さんが布陣を解説してくれました。家康は最初①に布陣し,戦闘開始後は②に移動。小早川のそばに行ってるのは,すでに小早川の寝返りができていたからかも?
こうして現場で布陣を見ると,毛利と小早川が真面目に西軍で働いていれば,十分家康に対抗できたのでは?という疑問が生じました。特に毛利は総大将なのに,この位置でやる気無しだったのは,すでに徳川と単独で和睦してて山の上から西軍を見殺し?という疑惑を持ちますねえ。
ここから毛利と小早川を見ていた三成はどう思ってたんでしょうね。
こうやって現場を見ると,これまで見えなかったことが見えてくる気がしました。
参考文献
・大竹 敏之『コンクリート魂 浅野祥雲大全』,青月社2014
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